爆破特区

Yahoo!ニュース 「映画ロケ来て! 夕張市「爆破特区」申請へ」によると、夕張ファンタスティック映画祭で有名な夕張市で、市街地での爆破などの撮影を実現する特区構想申請を行うそうだ。

 国内外の製作者に映画を撮影しやすい街としてさらにアピールできないかと、市の関係者が市街地でも建物爆破シーンを撮影可能な「爆破特区」構想を思いついた。特区の対象地域は市内全域で、炭鉱跡地や遊園地、古いアパートなどが候補に挙がっている。同市担当者は既に、国の構造改革特区推進室などと相談しており「いい感触を得ている。米国の映画のようなダイナミックな爆破シーンを実現させたい」と話した。今月中にも申請を予定しているという。

なんとも、大胆な特区構想だが、アクション映画の中で難しかった爆破シーンをやらせてしまおうという発想がすごい。普通は、きれいな自然、情緒ある景色を撮って!というPRだが、こういうニッチな要望に応えるフィルムコミッションの活動は評価できると思う。

 しかし、最近は全国の自治体で映画のロケ誘致が活発化しており、競争が激化している。今回の申請の背景にはさまざまな経済効果とともに、元祖「映画の街」としての存在感を示す狙いもあるようだが、実現すれば、これまで以上に迫力あるシーンが日本で撮影されることになるのは間違いない。

対応の良いフィルムコミッションから、個性のあるフィルムコミッションへ。進んでいるフィルムコミッションは、次のステップに進もうとしているようだ。差別化が進むとなると、基礎体力がないフィルムコミッションの価値はどんどん下がる一方である。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA