地方演劇→地元タレント

みんさん、「水曜どうでしょう」って、番組を知ってますか?元々は、朝日系のHTB北海道テレビ制作のローカル番組だったのですが、その後本州などでも放映されるようになり、コアなファンを生み出しDVDの売り上げはオリコンDVDランキング2位という好成績を上げている。

この番組のヒットの理由は、いろいろ語られているのだが、個人的には、出演するミスターと大泉さんのバッググラウンドとその活動の展開が気になる。


この番組に出演するミスターこと鈴井 貴之、大泉 洋の二人は実は大学(北海学園大学)時代に演劇研究会に所属し、演劇活動からローカル番組に進出してきたらしい。鈴井さんが社長を務める事務所CREATIVE OFFICE CUEには、数人の俳優/タレントが所属しているのだがほとんどが演劇経験者。鈴井さんは、大学中退後、自身の劇団を旗揚げをしたり近年では映画監督として作品を作っている。もちろん、二人は北海道でレギュラー番組を持つ地元タレントとして活躍中である。大泉さんは、ジブリ作品に声優として参加もしている。

岩手は、特にも地元タレントがいない県と言われている。最近では、ふじポンとか個性的な人も出てきているが、それでもまだまだ少ない方。まぁ、人材が無いと言われて久しいわけです。そういう中で、演劇、インディーズ映画に携わる学生や20代の世代が、地元発のコンテンツに絡んで行くことがもっとあっても良いのではないかと思う。それも、結構真剣にね。

地方演劇→地元タレント、そんな流れができてもいいんじゃないかなって思うんです。盛岡で、演劇活動している方々は、基本的に東京での活動より盛岡での活動を選んだ方が多いので、逆に地元のメディアに出演、企画構成を挑むと言うのはいいことだと思うのです。これは、インディーズ映画制作者に関しても同じことが言えると思います。

まぁ、ただ単純に、ミスターと大泉さんのやりっぷりに、格好良さを感じただけなんですけどね。

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