ソニー、中高生の映像作品作りに機材提供

asahi.com「ソニー、中高生の映像作品作りに機材提供 毎年約10組」より。

 「ソニー・ムービー・ワークス」と名付けた試みで、中高生から企画案を募り、審査・面接を経て毎年約10組を選ぶ。合格者は撮影アングルや照明などの技術指導をソニー側から受け、約3カ月間、機材を借りて映像制作ができる。プロ用のスタジオでハイビジョンカメラを使った撮影を学ぶこともできる。

とても新鮮な企画に思えた。中高生の放送部って、機材に泣かされることが多い。自分が高校に入学したときは、先輩たちのガンバリがあり、ちょうどVX1000などのDV世代の機材が配備されたときで恵まれていたのだが、学校によってはそうもいかないところがある。コンペ形式で応募して、長い時間、機材を借りて作品を作れるのは、とても励みになると思う。

ソニーの思惑にもあるようだが、こういう企画を通して、映像機材=ソニーというのを植え付けたいというのがあるらしい。昔、富士通はFM-TOWNS(宮沢りえがCMに出ていた、今思うと和製Macな感じのマルチメディア機能満載の独自規格PC)を売り込むときに、かなり教育現場に自製品を売り込んだらしいが、こういった形で企業が教育現場に貢献しつつ、自製品を浸透させるというのは、ある程度のところまでならば利害が一致して良いと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA