via! envol! VJ: EDIROL motion dive .tokyo performance package
株式会社デジタルステージとの共同企画/開発製品発表のお知らせ[Rolandニュースリリース]
ローランド社が、デジタルステージ社のVJソフト「motion dive .tokyo」と、専用コンソール「MD-P1」をパッケージングした共同企画/開発製品「EDIROL motion dive .tokyo performance package」を、7月22日からアメリカ・インディアナポリスで開催される楽器ショー“Summer NAMM”にて、「エディロール」ブランドで発表するそうです。
MDTがMIDI対応になり、ハードウェアとのシームーレスな環境を提供することになったわけだが、もともとVJソフトが出てきた背景って、専用機材ではできなかったVJ的表現をPCという柔軟な機材を使って実現させようというソフトウェア的な冒険だったのではないかと思う。
ここにきて、ハードウェア自体への収斂というのは、時代の変化ということもあるかもしれないが、ソフトウェアをデザインしていくということを考えると、少々寂しげなところもある。それは、ハードウェアという限られて物理的な制約をPC上のソフトウェアが飛び越えてしまうという爽快感がきっとVJソフトにあったという思いがあるからではないだろうか。
ただ、個人的には、そう思う一方で、LUMORといった有機的に変化できるハードウェアとソフトウェアが組み合わさってインタフェースの登場というのが、新しいインタフェースのあり方を模索している象徴ではないかと思う。シチュエーションに対して、センシティブに動的に変化していくインタフェース。ここに、アナログ的な楽器インタフェースに勝るものがあるのではないだろうか。
きっと、そういうのが登場してくる、面白い時代に、映像に携わることができることに、うれしさと興奮を覚えてしまう。