なんとなく、同じようなスキルセットを持った人たちのクリエイティブに対しての盛り上がり方と、自分の立ち位置が違うなぁと思うことがたまにあり、何でだろうと、ザラッとした違和感を持っていた。

何かの書き込みで、「ハレの演出」みたいなのを見かけて、腑に落ちる。なるほど、自分が求めているのは、ハレの演出では無くて、「ケ」の演出だと。ここで言うハレとケとは、例のハレとケである。

「ハレ」の演出というと、何か大きなライブ映像やVJなどなど、非日常的な空間の演出である。「ケ」の…は、家の中だとか、日常の、日々の空間でのデザインのことだ。

そう考えると、ここ最近、世の中の建築とかいうのも、本当に「ハレ」のものである。渋谷に続々と出来上がる建造物は、そのほとんどがエンターテイメント性を強くし、それはまるでテーマパークとも言える。そのギラギラと林立する姿を望むと、なんとも食傷気味になってくるのだ。

自分が初志一貫としているのは、「ケ」におけるデザインだったりするのだろうかと、ふと思った。

と言っても、「ハレ」をつくるのも考えるのも、それはそれで好きだ。「ハレ」と「ケ」の間の揺り戻しというのも、それは、やはり生活と同じく、大切なので。