自動車メーカーのロゴマークが、リブランドされてフラット化したという話題を聞き、ぼやぼやと考える。詳しくは、近日中にまとめたいと思うが、いくつかメモを。

ロゴをフラット化するのは、各社が自動車メーカーから脱却して、モビリティサービスになろうとしているという読みらしい。自動車がまさに今、コネクテッド化している中で、それを取り巻くサービス・プロダクトを取り込んだ一大エコシステムを商品として構築したいというのが思惑らしい。そのために、エンブレム物質的な金属の質感を取り払い、フラット化したデジタル(サービス)的なアイコンを求めたのだろう、と。

AIによる自動運転の開発競争の中で、なかなか新興のIT企業が自動車メーカーと比べて苦戦しているのは、AI技術では無く、自動車自体の製造技術だと言われ、IT企業の弱点、自動車メーカーのアドバンテージはここにあると言われてきた。IT企業は、携帯電話とは違って、容易くは自動運転開発競争を制覇できないと思われている。

が、自動車メーカーがここに来て、自動車というハードウェアメーカーとしてのアイデンティティーを自らリセットしようとしてきている。自動車をMaaSの構成要素の一つとして考え、それを取り巻くサービス全体でビジネスをしようと。つまり、IT企業と同じ土俵が上がろうとしている。もしくは、重複するフィールドで闘おうとしている。

そのときに、考えてしまうのが、人・物を移動させる自動車自体の価値は、どうなるのか。移動は価値では無いのか?出張して、移動して会議することが、代替されテレビ会議システムが爆発的に普及し、株価も上がる。アトムの移動から、ビットの移動に価値が上がろうとしている、このコロナ渦の世界において、移動の質と価値が変わろうとしているのでは無いだろうかと。自動車と飛行機は、メインストリームから、そういう方法も選べるという選択肢の一つになっていくのだろうか。

と、考えた。