Powered by
Movable Type

« 星を抱く | メイン | 知らなかった »

タイミング

盛岡で高校の同級生の遠藤君と会う。遠藤君と会うのは、実に7年ぶりぐらい。高校を卒業して以来。先日、ここに「建築物ワークショップ」ネタを書いたときに、反応してくれた一人で、Kaliumを去年ぐらいか見ていたという話を聞いたり。

彼と会ったのは、無論のこと、建築話について。修論や就職等で忙しい中、会ってくれた。彼が学部時代から行っている活動に、それこそ建築系のワークショップがあって、湯沢地区に現存する建築家 白井晟一氏が設計した建物を調査し、地図リーフレットにまとめていたりしていたそうだ。白石氏は、とても著名な建築家なのだが、地元の人は彼の建物を古い建物としか見ていないというケースが多く、地元の人たちといろいろ一緒に調べ上げることで、その建物の価値を再認識しようという試みもあったようだ。

彼の大学での研究が、盛岡の建築の調査だったり、都市開発の法整備の可能性を探るため岩手の都市開発の歴史を調査したりと、話しているとどんどん盛岡・岩手の都市開発、建築の歴史の話が出てきて、おもしろかった。後から、相方に、その話をしたら、私も呼んでくれれば良かったのにと言われてしまった。ある意味、同業ネタだからなぁ。

東京・丸の内ユビキタスミュージアムもそうなのだが、そういう街に潜む歴史の話をわかりやすく知ることで、その街への想いというのが変わってくると思う。同時に、街を思う気持ちが温かくなれば、自分の周りに人への気持ちも変わってくるはず。これは、戸ノ岡の時に宣言したことと同じではあるが。

ちょうど、盛岡スローマップが動き出したりとか、なんかタイミングがあったなと言うか、リンクし始めたなと思うのだ。遠藤君が参加していたワークショップも、最終的には紙媒体のマップに落とし込んでいるわけだし。

スローマップの話を聞きたくて、KCにも会った。元々は、KCと遠藤君を繋げたいなと思ったところがあったんだけど。ブランカフェに行って、カフェモカを飲みながら、KCに話を聞くと、スローマップは、県大の村山研の学部生が中心になってやっているらしく、今年度から学部生・院生の研究に対して、学部から補助金が下りる制度ができたらしい。それを使いつつ、制作を始めたようだ。でも、やってみたら結構大変だよ、ということらしい。個人的に、とても興味がある分野だから、6月以降であれば、何か手伝わせてくれと話しつつ、東京で知り合ったそのあたりのメンバーに会わせたいと話したり。ソトコトのスローナンバーチームとは、KCを引き合わせたいなと思っている。

ということで、寒空の下、また企んでいます。

遠藤君と、盛岡から外に発進できるものをつくっていくことが大事で、今、それをできる時代なのではないかと話した。そして、それには、外からの流れを入れていくことも大事だと。実は、自分は何をすべきなのかを悩んでいたのだが、答えが出たような気がする。自分は、外からの空気を入れる役割なのだろうと。それがすべてではないが、自分はそういう役割を担っているのだと思う。だけど、その空気の入れ方をもっとオープンにして、いろんな人に共有してもらえるようにしなければ、結局、昔と同じ。それをどう実現するか、それが課題のような気がする。

で、アラカワは東京で何をしているの?という話になるが、アルスとか、なんかそういう単語が聞こえてきました。モリゾーと同棲とか、いやいや、名古屋に居住とか。いやはや。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kalium.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/221

コメントを投稿