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なんだか、疲れてきたので楽しげな本をということで、キネマ旬報から出ているフィルムメーカーズシリーズの岩井俊二特集を読む。早速、篠田さんと岩井さんの対談を読む。撮影への姿勢とか、シネスコのおもしろさとか、逆に、35mmにとらわれている僕らの感覚、そしてデジタル化への提言とか、とてもおもしろかった。100年続いたメディア、映画。それがどう変貌していくか、おもしろいな。

その後、順番はめちゃくちゃだけど、岩井俊二と岩井俊雄のダブル・イワイ対談はおもしろかった。映像少年たちの対談のようで。

なんかまた元気が出てきた。というか、クリエイティビティをまた出していかないと、改めて実感。力が沸いてきました。

久しぶりに、友人から連絡があって、何かなと思ったら、仕事の関係でVHSをみたいということなので、作業場のビデオデッキで観てもらった。んで、いろいろ近況報告しつつも、映画業界の話をいろいろ聞く。するとおもしろかったのが、いわゆる商業映画の現場とネットシネマと呼ばれる業界の人的な交流は少ないという話しだった。テレビ、CM、ビデオクリップの現場では技術スタッフが行ったり来たりというのがあるらしい。映画のスタッフ的に言うと、別ものという感覚らしい。

が、彼も行っていたが、世の中わからないものである。どれがどうなるというのは、わからない世界なわけだから、ネットシネマとか、新しいインターネット系のメディアがググッと来ることもあるかも知れない。すでに、アメリカでは一番注目するメディアにインターネットが上がった。そう、テレビが一位ではなくなったのだ。メディア大国、アメリカで。

篠田さんが、映画は100年しかないもので、その中で35mmがいろんな理由で主流なったわけだけど、それがベストというわけではないという話しをしていて、もしかしたらデジタルが、それまでにいろんな理由で捨てれたれてきた映画技術のおもしろさを吸収して、新しい撮影技術になるかも知れないと話している。

よく、「フィルムが一番」というのが、それこそ、それは「固定観念」なのである。そこに、今、既存のメディアが陥っている罠がある。僕らは、もっと柔軟に、パンクに攻めなければ。

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