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今日はとても蒸す一日だった。曇り空なので涼しいのかなと思ったら、意外と暑い。

実験で、作業場にライブカムを設置し、延々と空の画像を撮っている。作業に没頭していると、もう日が沈んだのかと暗くなった空を見ながら、我に返ることがある。そんなとき、このライブカメラのログ画像を見ていると、なんだかその自分が見ることができなかった日没の時間を取り戻せる感覚を得られる。失われた時間を取り戻すことができる、そんな感覚なのだ。まるで、空のタイマー録画。

でも、タイマー録画は、自分の生活が自然の時間とずれていると言うことの本質的な穴埋めにはならない。いつでも見られるということによって、日没という非常に瞬間的な自然現象への、自分の中での意識、リアルタイム制の価値が落ちる可能性もある。実際には、そういうことはないと思うのだが、日没を見なくてもいいやという意識はどこかに出てくるのかも知れない。

録画された、または生成された映像によって、時間感覚を得るというのは、SFの世界で描かれているスペースコロニーの世界、そのものである。地球に折角生きているんだから、リアルに自然現象から時間感覚を得たいものである。

今日は、ロゴマークの直しデザインをし、DBの設計、そしてCM企画を練ったりと、典型的なごっちゃごっちゃな一日だった。

WEBアプリケーションの画面遷移図を作るときに、ある作画法を自分は使っているのだが、先日お会いした方がその方法の日本での第一人者だと知ってびっくり。一流の人たちと仕事ができるというのも、喜びの一つであるし、多くのことを得ることができる。

情報デザインというと、いかにもコンピュータ然とした感を受けるが、そこで養われた感覚はCMの構成を考える上でも有効だったりする。CMには、いくつかの必須伝達事項がある。これは画面に出したりして、きちんと視聴者に伝えなければならないというもの。例えば、商品名や発売日とか。最近であれば、URLなど。それをどう盛り込んで関連づけていくか、まさしくそれが情報デザインだというような気がする。これがきちんとデザインされていないと、CMとして何も役割を果たせないものになってしまう。自分が関わっているプロジェクトは、一見すると別々なものに見せるが、その深いところではシームレスにつながっている事柄なのである。

そう言えば、久しぶりに目をきらきらしながら、自分の興味のあることを話す人に会った。良いなぁと思った。今、それに向かって突き進もうとしている、その瞬間。そこに自分が立ち会えるのかなぁと思うと、嬉しくなってくる。こういうモチベーションを持っている人が、どんどん集まってくれば、きっと、おもしろいものがどんどん生まれてくると思う。

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