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[North Design] 地方ブランドを構築するの誰だ

時折、盛岡ブランドの話に触れたり、ちょうど新宿で盛岡ブランドのイベントを行っているわけだが、そんな中、良い切り口のエントリーをご紹介。

きれいごとだよな、やっぱり|渋谷ではたらく女社長~私が世界を変えていく!

「これからは地域の時代だ」 「農業をもっと見直せ」というような 実は同じような話は、30年前からあちこちで言われていて、 その割りにはちっとも進展しない、どころか、 だんだんエスカレートして悪い方向に向かっている。 いったい、この先どうなっちゃうのか。 シンポジウムでは、 「地域ブランドづくりが必要だ」と言う人がいた。

でも、東京にはおいしいものも、おいしいものを作るプロデューサーもシェフもいる。
田舎で、お母さんたちががんばったくらいで太刀打ちできるものができるのだろうか。

確かに、それぞれの長所はあるとは言え、田舎のおばちゃんたちが、ブランド構築、そしてそのブランドを伝播させて行くという点において、東京のプロたちには及ばない。これは、しっかり認めるべきところである。地方から発信すれば、認められるという幻想が立ち込めている昨今、これははっきりすべきところである。

しかしながら、この両者が手を結んだときに、大きなものが生まれる。自分は、そこに可能性を感じる。この素材を使って、あのデザイナに作らせたら、どんなものが生まれるだろうか。化学反応である。

地方ブランドの構築、いや、この乱立の世に迎えるときにおいて、重要なのは、都市のノウハウと地方の魅力ある逸材をいかに、結び合わせるかではないだろうか。そう、橋渡し役、これが重要になってくるのではないか。

しかし、その橋渡し、地方と中央を横断する人材が不足している。その二者には、大きな隔たりがある。

「北のデザイン」において、この橋渡し役をどのように発掘し、養成していくか、大きな課題になりそうだ。

最後にひとつ、橋は橋として存在しているわけではない。その上には、人も通り、物も通るが、それだけではない。知恵も通る。橋を作るということは、そういうことにもつながるのだ。もちろん、どの方向に通るかは、定まらないが。

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コメント (1)

JQ:

カメレスですが、TBありがとうございます。
そうなんですよ。
東京だけでもダメ。地方だけでもダメ。
東京の、鼻にかけたスノッブぶりもウンザリですが、かといって、田舎=お母さん、ばかりでもダメ。

盛岡、おいしいものがたくさんありそうで、魅力的です^^

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