設計同人の渡辺さんが中心になって企画されている「もりおか町並み塾」に行く。町屋をベースにして、毎回いろんなテーマ設定で、鉈屋町などで行われているそうだ。今回は、「清水」がテーマで行われた。
最初にお邪魔したのは、川鉄さん。その昔、料亭で原敬などが利用したそうだ。
お庭がきれいな敷地だった。ここで、きゅうりとところてんを食べる。ちなみに、鉈屋町流の食べ方は、きなこに醤油らしい。場所によって、食べ方が違うと言うのは面白い。盛岡は、黒蜜というよりは、醤油に酢とか、しょうがを入れるのが主流だと思う。
大慈寺清水では、寄せ豆腐を食べる。東京でも、寄せ豆腐は出るようなってきているが、発祥は盛岡である。豆腐好きの荒川が生まれた土地ではある、確かに。
清水の面白いところは、段々になっていて、最初の水溜では野菜を荒い、次は食器というように簡単に水を下水に流さずに、有効活用しているアイディアが盛り込まれている。それと同時に、近所同士で使うことでコミュニティも生み出している。
最後の方に、岩手川の蔵がある町屋へと向かう。そこで、渡辺さん、サイコピッピのさとこさん、ともさんなどなどに遭遇。さらには、金野さんにもお久しぶりにお会いする。盛岡地層研究会のメンバーでもあるらしく、いろいろとおもしろい地図をもらう。mi:mのコンテンツになりそうだ!と、こちらの体制が整ったら、またお話にいければと思う。
最後におまけではあるが、時が止まったような盛岡バスセンターでおもしろいものを見つける。
藤原養蜂店のはちみつ入りソフトクリーム。おばあちゃんたちがほおばっているの見て、食べたくなってしまい、購入。
パッケージングの方法から、味まで昔ながらの香りが漂う。ちょっと、感動してしまった。
ひさしぶりに、盛岡弁を聞いた。それも、生きた盛岡弁を。こういったイベントが地域の、そこに住んでいる人たちによって作り上げられていると考えると、町に点在する文化的資産を編集して、町の中で見せているという、言い方を大げさにするとユビキタスな博物館、あっ、それってユビキタスミュージアムか。
なんとなく、落ち着けて、いろいろと刺激的な体験だった。こういうのを目の当たりにすると、やっぱ盛岡良いなぁって思ってしまう。地震もあったし、東京に戻るのは良そうかと思えてくる。
ということで、地震とは無縁でした。