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青山Rプロジェクト

盛岡を元気にできないものかと話しているときに、自分の口からとんでもない言葉が出てきた。それは、「青山Rプロジェクト」。東京の青山ではありません。盛岡の青山です。最近、青山におしゃれなカフェレストランができて、そこそこ評判が良いらしく、青山にもそういうお店が欲しいね、と話をしていたときに、そこに数件だけ、おしゃれな飲食店があっても長続きしない、雑貨屋、服屋、それに、そういうものを作り出すようなコンテンツ業の連中が集まらないとおもしろくないと話をしていたときに、そんなことを思いついたのだ。

青山、いや青山町は。第2次世界大戦後の引き揚げ者たちが作った街で、言い方によっては日本三大スラムと言われているぐらいの、そういう街である。現在は、郊外店を中心にいろいろお店ができて、閑静な住宅街を求めて、家を建てる人も多くなっている。と言っても、盛岡の中心とは離れているため、寂しい感は否めない。

自分は、青山小学校、そして厨川中学校を卒業した、歴とした「青山っこ」である(何と久しぶりに聞いた響き)。しかし、そんな自分ではあるが、大学時代、何か街を絡めてイベントをしましょう、作品を作りましょうと言って出向いていたのは、盛岡の大通りや肴町といった内丸、河南地区である。その当時から、んー、どうなのかなぁとは思っていたのが、全くと言っていいほど、青山で何かをしようなどと考えたことがなかった。でも、原風景はきっと青山町なんだろうなと思ったりすると、ここで何かをするというのもおもしろいかもと思った。

青山の商店街も、空き店舗が目立つし、活用されているのか、わからない古いビルが多かったりする。そういうところを若手を中心に、利用し始めるのも良いのかもしれないと思った。

大通り、菜園辺りは、飽和状態であるし、家賃も高い。若手のコンテンツ系の人間が作業場を持つならば、安い方が良い。青山はまだまだそんなに高くないはずであるから、そこに若手の人間たちが、ぞろぞろと集結するのもおもしろいなぁと。2年後には、電車の駅もできるし、昔よりは路線バスも整備されて、自家用車以外の交通の便も改善されてきている。ちなみに、自分は青山町から盛岡の中心地まではチャリで移動する。遠いと言っても、それぐらいの距離である。

古いビルや空き店舗を改装し、映像・デザインなどのクリエイター、アーティスト、ベンチャー企業に安く貸し出したり、売ったりして、青山にそういったことを行っている若い人材を集結させるのである。きっと、おもろいことになるのではないかと思う。実は、こんな話をある商店街の人にも口頭レベルで話したことがあるのだが、そのときはおもしろがってくれたが、そのあとはそんな動きもない。商店街には直接関わらないような気がするかもしれないが、人の流れは変わる。そこからビジネスチャンスが生まれるはずである。建物をリノベーションするのではなくて、街をリノベーション、リデザインする。ほら、おもろいような気がするでしょ。

自分の育った街だからと、とことん開き直れば、青山かなと思ったのだが、それ以上になんだかクリエイティブな興奮とおもしろさが、そこにあるような気がした。恐らく、自分の人生の中において、大きなプロジェクトになるような気がしてきた。

このWEBを読んでいて、何か惹かれた人はご一報を。

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