衆院選、投票率がいまいち上がらず。盛り上がっているように見えたのに、なぜ投票率上がらないのかって思ってしまう。待てよ、盛り上がっていたのは、果たして国民だったのか、政党とマスコミだけだったのか。それとも、代理店?とかって考えてしまう。
街頭インタビューで、なんで投票に行かないの?という質問に若い女の子が、仕組みがよくわからないって、答えていた。なるほどなぁって思った。仕組みがよく分からないと言うのは、投票というもの感覚的に理解していないから生まれる言葉なのだと思う。投票に行くと言うことを感覚的に記憶している、またはわかっていると、投票の細かい手順が無くても、行けるのだと思うのだが。思うに、親に投票所に連れて行かれるとか、そういうのが無いんじゃかなって思う。
と言って、自分も親に投票所に連れて行かれた記憶は無い。だけど、家で政治の話とかをしているおやじの姿を見ているから、政治を語ることは大事なんだなって、無意識に思っているわけで、投票に行かない奴、政治を語れない奴はたいしたことが無い奴だと言う感覚を持っている。(だから、オリバーストーンとか政治を語る映画監督は大好き)みんな、もっと子連れで選挙に行こうぜ。ということになる。
これは、演劇を見る習慣や美術館に行く習慣を幼少に時期に与えているかどうかに近いと思う。こういうのって楽しいことなんだ、大切なことなんだって、こどもの頃から感じていれば、「よくわからない」で遠ざけることもなくなってくるのだと思うが。
話はそれるが、市民の文化活動を盛り上げるとか言うならば、子連れ、家族でアートを見に行くと言う仕掛けも必要かも。これからの子供たちに、気軽にアートに触れてもらう。大事だよなって。美術館サイドでは試行錯誤が行われているのは分かっているが、全体的にはまだまだような気がする。