先週から今日まで3Dと対決していた。夏至に向けたキャンドルスケープの3D地球の再実装をしているのだが、動作を軽くするためクォータニオンというものを導入。動作が、機敏に。北極や南極で起きていたロックも起こらなくなった。細かいアップデートを続けることに意義があり。
といっても、このクォータニオンは複素数なので、いわゆる数学でして、週末は数学の本と対決。思い返せば、冬至のときも、ベクトルと対決していたな。
新しいキャンドルスケープは、春分の日に、第1弾をリリース予定。その数日後に、キャンドルナイト自体の記者会見も行われる。
土曜日に、日本橋・三越で催されている「北斎 富士を描く展」を観に行く。デパートの催事場の展示だろうから、小規模だろうと高を括って行ったら、北斎の二大富士シリーズ「冨嶽三十六景」と「富嶽百景」の全点と、色違いの刷りも展示されているという、とても大きな展示。初めて、全点を拝見。最近、Compositeというクラスを書いているぐらい、構図計算が気になって止まないのだが、北斎の作品はその構図が素晴らしい。富士山をベースにした非常に緻密な構図計算は、彼は画家というよりは現代的なグラフィックデザイナだと思わせる。会場内で上映されていた解説ビデオを見ていると、これは、バウハウスの解説か?というぐらい幾何学的な構図に魅了される。
上の2大全集は、北斎が晩年に手掛けたということも驚きである。小林一茶と良い、年を取ってから良い仕事をしたいものだ。
おいしいコーヒーを求めて、日本橋から神田へと歩く。日本橋から神田、そして秋葉原ってこう繋がっているんだと、自分の頭の中の東京の地図が開ける。神田・まつやの前の梅がきれいに咲いていた。蕎麦は食べれなかったけど…。
と陽気な休日を過ごしていると書いた振りをして、この後はクォータニオンとの戦いに。やなか珈琲をすすりながら。