ブレーキなし 問題なし、ではない
渋谷にこんな広告があらわれ、すぐに撤去された。ここに登場している自転車はピストといって、競輪に使われるものだ。競技用なのでブレーキがついていない。また、普通の自転車と違い、フリーホイールを用いていない。つまり、子供用の三輪車と同じようなもので、クランク(ペダル)を逆にまわせば、タイヤも逆にまわる。
これに乗ることが東京ではやっている。シンプルなところが受けているのだろう。しかし、ブレーキが付いていない状態で乗るのは道路交通法に違反する。
今日、原宿を歩いていたら、この広告のスケボー版が大きく張り出されていたのだが、自転車版があったとは知らなかった。
去年の冬ぐらいからだろうか、表参道・裏原・代々木の一帯で競輪用のチャリに乗っている人たちを見かけるようになったのだが、その6割ぐらいがブレーキがついていないチャリ。恐らく、かっこよさを求めてなのだと思うが、どう考えても止まれないチャリは凶器である。取り締まりを行わなくて良いのか?と思っていたところだった。加えて、夜な夜な代々木公園あたりに似非ロードレーサーが集結しレースも行われているらしい。