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2007.01.06

ことのゆき

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2007年、初の綴りであります。

今年も、年賀作品をつくった。「ことのゆき」というグリーディングカード作品。メッセージの文字が、雪の結晶一つ一つで形作られるというもの。

当初は、みんなが、曇ったガラスに絵を書けるような作品も良いなと思っていたのだが、本当に寒い北国では、窓ガラスは曇るどころか、凍ることが多い。窓ガラスにつく霜をよく見ると、雪の結晶となっていることがある。朝早くに、この霜を指で削って文字やら絵を描いたりした。そう思ったときに、雪の結晶で文字を形作ったらどうなるのだろうと思い、三日三晩、どうやったらできるのか、考え続けて、今回の作品ができた。思いの外、成功といった感じである。一昨年あたりからの研究課題である、文字の形成から考えるモーションタイポグラフィづくりの一つの回答にもなるかもしれない。

今からだと、寒中見舞いになるかもしれないが、みなさんも、誰かに雪の結晶でメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。

感覚ミュージアム

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前から行きたかった宮城県岩出山にある「感覚ミュージアム」へと行ってくる。「五感」に訴えるメディアアート作品、現代美術作品が常設展示されている美術館だ。あまり知られていない美術館ではあるが、東京で展示されているメディアアート作品よりレベルの高い作品が多いように思える。新鮮だったのが、嗅覚を刺激する作品。森や木の匂いがしてくるもので、ヴィジュアルで訴えられるよりも、脳が刺激され自分の記憶の中にある解像度の高いイメージが広がっていく。

建物自体も、各展示をとても意識した構造になっていて、企画展などの展開を行うよりも、常設展に重しを置いたものになっている。恐らく、運営母体の予算がそんなに多いわけではないのだろうからあまり企画展を行う余裕が無く(スタッフはなんとなくNPOベース)、それなら常設展をきちんと見せたいと言うことで常設展を重視したものになっているのかもしれない。他の美術館では常設展の展示が見にくい場合が多い。

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岩出山は、納豆と「まんじゅう麩」というのが名産だとか。

定義山

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雨だったが、家に閉じこもっていては、心身ともに悪いということで、定義山に連れて行ってもらう。仙台の人たちは、初詣などで足を運ぶ山らしい。

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古い感じのおみやげ屋が軒を並べる。こういう感じ、良いです。

ここの名物が、大きな油揚げ。

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大きなお揚げで、醤油と七味を掛けて揚げたてを食べる。メニューにも、「あげたて一枚 100円」と書いてある。なかなか、おいしかった。

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珍しかったのが、青いだるま。幸せでも運んできてくれるのだろうか。