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ころころ、ごろごろ

東京新聞「音の風景感じて 風のささやき、環境の目安」

サウンドスケープについてのことが取り上げられている。げほげほと、布団の中で読む。

自分もどちらかというと、映像、視覚伝達に興奮を持って、ものづくりをはじめたから、やはりそちらに目が行きがちだが(表現も確かに)、世の中、目に見えるものに興味が行き過ぎて、音など蔑にしているかもしれない。特に、それは、建築、街、環境といったマクロな方向に視点を捉えなおしていくと、さらに感じる。

秋だっただろうか、SLの試験走行の日に、中津川沿いを歩いていたら、川のせせらぎの間から、遠くのSLの汽笛が聞こえてきて、小学校の子供たちの「SLだ!」という声が耳に飛び込んできた。なんとも、絵画的なサウンドスケープ。いい日常の一コマだと思った。川のせせらぎなどなど、日常に「ころがる」音というのは、なんとも美しい。

どこにでも、ころがっている。だからこそ、大切にしていかなければならないのかもしれない。

ころがっているデザイン。

なんとも、素っ気のないものと思われるかもしれないが。それは、人の心を乱さず、そして、ころがっていても、誰にも危害を与えない安全なデザイン。素敵なものだと思う。


さてさて、もうしばらく我慢して、体が回復したら、ころころ、いやいや、ごろごろと「雪だるま」でも作りますかな。

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