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環境と文明の世界史

環境と文明の世界史 人類史20万年の興亡を環境史から学ぶ

という本を読んだ。先日、大地を守る会のスタッフの方から薦められた本だ。

確か、自分は世界史を高校時代に取らなかったのだが、この本には本当の世界史があるような気がする。環境とか言うと、毛嫌いする人もいるかもしれないが、なぜアメリカが今こうなのか、ヨーロッパってこうなのか、日本が欧米のマネをするとこうなるのか、とかとか、いろんなことが見えてくる。人類の本質的なところまで掘り下げてくれて、この500年の人類の歴史を顧み、21世紀に僕らは何を持って地球で生きていくのか、ということを考えさせられる。

良く、日本はどちらかというと、アメリカよりヨーロッパ型になるべきですよね、という話になることがあるが、それ嘘だなと思う。日本が持っているアジア的な、日本的な流れを、今もう一度見つめ直すときだと思う。日本がせち柄も無く欧米型を目指して招いた不幸を僕らは知っている。

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