この二日間、仕事でいろんなものを見学して来た。昨日は、有明にあるパナソニックセンターへ。ここは、パナソニックのショウルーム的な施設機能もあり、今回はVIPしか入ることができない一般公開されていないショウスペースに、尚明さんのご配慮でお邪魔した。パナソニックが考える未来の家電、生活をテーマに展示がされており、実際に体験することができる。今まで、論文やイメージビデオで語られてきたようなものが、目の前で展開されていると、なるほどぉと感心させられてしまう。
未来について語ることは、誰でもできることである。自由なことである。公園の砂場で遊ぶ子供も、数千人の観客を集める著名人にも、居酒屋で語るお父さんたちにも、未来を語ることは自由である。しかしながら、それを形にしていくと言うことは、難しい。特に、プロダクト的なものは。しかしながら、その未来というヴィジョンを明確にする上で重要なのだと思う。形にしていく。そのことに、こだわっていく必要があるのだなと、今思う。語るだけではなくて、今そこある未来をつくっていくということ。
一方で、有形にはならなず、手に届きそうだが、届かないもの。図らずも、七夕にプラネタリウムを見学してきた。多摩センターにあるベネッセの本社ビルにあるスタードームと言うプラネタリウムを。久々にプラネタリウムを短時間ではあったが鑑賞する。考えると、小学校のころは、よくプラネタリウムを見に行っていた。盛岡の太田にある子供科学館は、自転車でなんとか行ける距離にあって、展示室100円、プラネタリウム100円で鑑賞できると言う、お金の無い小学生には1日楽しめる「アミューズメント」施設だった。そんなことを思い出しながら、頭上に広がる星空に、なんとも心奪われてしまった。今度、相方とプラネタリウムデートにでも行こうと。
プラネタリウムというのは、非常にアナログな装置を使って表示されるものなのだが、ここのプラネタリウムは、デジタルシネマ上映で使われる大型のプロジェクタに魚眼レンズをつけることで、PCからの映像を球面表示できるようにしてある。一番新鮮だった映像が、バスの前方座席から捕らえた直島の風景。狭い路地を走るバスからの風景がプラネタリウムに拡がるというのが、非常に新鮮だった。
ちょうど、この日、夜にここの会場で、orange pekoeのコンサートがあるようで、あの二人がいた。仕事で行ったので、クールにすれ違ったけどね。
午後からのミーティングが下馬だったのだが、早めに着いてしまったので、カメラをぶら下げながら、三軒茶屋から下馬までぶらぶらと歩き、世田谷観音の境内にも端を踏み入れる。
このお方は、微笑んでいらした。