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ケーキ作りとデザイン

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キャンドルナイトの当日コンテンツであるKaleideScopeを公開した。何とか、公開にこぎ着けることができて、一安心。公開後、別な会に出ていて、画面を見続けていなかったので、どれぐらい投稿が寄せられているかがわからなかったのだが、2時間半後ぐらいにスタバで確認をしたら、自分が予想していた以上に投稿集まっていて、感動してしまった。

自分が制作したものが、こういった幸せを生むもの、または幸せを表現出来るものになっていることは、それこそ自分にとって幸せである。

人のブログを読みながら、ケーキ作りって、自分にとってはデザインすることに近いなと思う。まぁ、単純に美味しいケーキを作る女の子って好きなだけなのですが。女の子にも限らず、お菓子を作る人はなんだか素敵に見える。パテシエとかも。

ケーキを作る時って、そのケーキ作りに集中する自分もいるし、それと同時に泡立てながら、焼き上がったケーキを食べてくれる人の顔を描いているはず。そして、どんどんケーキ作りに熱が入っていく。少々汗をかきながら、ケーキを真剣に作っている女の子の姿は、勝手な創造ながら良いなぁと思ってしまう。

ご飯を作ると言うことも、ケーキ作りに似たところもあるのだが、大きく違う点もある。それは、ケーキ、お菓子は、食生活において、必要不可欠なものではない。食生活が恵まれていないと、ケーキ作りというのは存在しにくい。本来の食事を何とかしなければならない状況で、ケーキ作りはどうしても二の次になってしまうはず。ケーキ作りには、物理的な余裕と精神的な余裕が必要なのである。だから、作る時点で幸せであって、出来上がるものも幸せなものであるのかもしれない。

自分は、このケーキ作りが自分のデザインワークに通じるところがあると思う。何か必要不可欠なインフラを作っているわけではない。でも、あると嬉しい。そういう、社会にとって、個人にとって「余裕」の部分にあると良いかもしれないものを作っているのだと思う。「余裕」というのは、想像力なのかもしれない。想像出来る余地をどれぐらい持っているか。

ふと、考えると、自分の家族はケーキ作りが好きだ。母親然り、いとこのお姉さんとか。何か、目的が無くても、ケーキを日常に作っている。自分も、そのうち作り始めるのかな。幸せを作るという日常的な行為というやつでしょうか。

ちなみに、小学校6年生の冬休みの自由研究は、クッキー作りだった。数種類の作り方を実践し、どれが一番美味しいかを比較したというもの。クラス全員のクッキーを作って、給食でみんなに食べてもらったはず。

さて、また、誰にケーキを作ろうか。


木村カエラ、Jef Milles, Re-clammbon, 矢野顕子

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