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ものをつくっていなければ

竹村先生が講演するThink the Earthのセミナーに行く。今回は、番外編ということでケア ジャパンというNGOの代表の野口さんがいらして、スマトラ沖地震のお話になった。彼らはスリランカで復興支援活動を行っているそうで、代表自身も現地で津波を目の当たりにしたそうだ。もともと、スリランカで支援活動を前から行っており、その流れで今回も、地震前に決まっていた日本への帰国をキャンセルして、支援活動を行ったそうだ。

彼女の話を聞いて、支援って何だろうと考えてしまった。同時に、新潟の中越地震の現状をゆかりから聞いたときと同じで、自分も含めて多くの人々は、現状を知らないのだなと感じた。人間の安全保障という言葉がキーワードになっていたが、人の尊厳とは何か?そして、それをどう守り育むべきか。考えるきっかけになった。

そもそも、人間の尊厳とは育まれるものであって、失われそうになって守られるものではない。

しかし、普段こんな話をするようなイベントに行かない自分であるが、デザインというのを通して、こういう場に行くと言うことになるとはと思うと、自分にとってものづくりとは、自分を育てる上で重要な行為であり場なのだろう。

サイトの打ち合わせで、女流俳人の黛まどかさんと黛さんが主催する月刊ヘップバーンのスタッフの方とお会いする。こちら側からの提案は好評で、とても喜んで頂き恐縮。良いものをつくらないと。スノーメールの初期の頃のように、頭の中はさくらが咲いている。そう、今回はさくらをモチーフにした俳句の投稿サイトを企画しているのである。Earth Literacy Programが得意とするアプローチを使いつつ、新しいセンスウェア表現を!と思っている。こちらのサイトは、来月の中旬に正式オープンになる予定。

俳句とさくら。ものづくりでもしていなければ、俳句を考えたりすることがあっただろうか。不思議な話。

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