今日はいろいろと書かなければならない。
ここ数日間、建築物ワークショップを例の助成金コンペに出すために、考え続けていた。結論として、今回は見送ることにした。間に合うどうこうと言うよりは、掘り下げて考えると奥深い題材であり、いろいろと整理してくると、この企画の姿がようやく見えてきた感がある。
自分が考えているのは、いわゆる「市民参加」型のものではないなと思ったからだ。今まで建築というのもを深く考えたことがない人間が思いついたネタだけあって、深く考えると、非常に考えるべきことが多い分野であるし、そこに多くのクリエイタ・アーティストが関わり提案を考えると言うことは、とても難しく、そしてやりがいのある仕事だろうなと感じた。また、中途半端に市民参加型にすると言うことよりも、市民であるクリエイター・アーティストが挑戦するところにおもしろさがあり、言い訳的に市民参加と言うよりは、本質的なところでの市民参加を考えると言いますか、ものづくりを担う人間が突っ込んで考えて、濃く出力すると言うことをやりたいと思うのである。それが、クリエイター・アーティストがすべき、「市民参加」なのだと思うのだ。
ということで、この企画、暖めつつも、またタイミングが合うところで再考し、実現化したいと思う。
話は全然違うが、じゃぴょんの植村さんとバッタリと会った。
竹村先生が、深澤直人さんのワークショップでお話しをなさると言うことで、お供で付いていく。スノーメールのデモもあればいいなと言うことで、朝にメールをもらったのだが、午後にビデオに収めて編集作業をする。Flashの画面をビデオに落とすにはどうすればいいかなぁと思ったのが、時間もなかったので、グラフィックボードからの出力をDVに変換し、そのままMacに取り込んだ。BGMなどはアフレコで。
普段、竹村先生が話していることを参加者の人たちのディスカッションの中で解剖していくというか、いろんな切り口で見ていくというのはおもしろかった。深澤さんのコメントも興味深かった。帰り際に、ご挨拶をさせて頂いた。
講演の中で、アート作品について語られるところがあったのだが、自分はアート作品をつくりたいと思っているのではないなと感じた。アート作品というよりは、メディアによるTOY(TOMATO的表現だが)というか、遊べるものというか、もっと日常的な雑貨的な物をつくりたいと思っている。自分の作品が、雑貨屋的にコレクションできたら、それこそ本望。
果たして、そういった物を表現する言葉はあるのだろうか。そして、それをつくっている者としての肩書きがあるのだろうか。表現する言葉、肩書きがまだ無い分野に挑戦しているから、自分は良いのかもしれない。それが見つかるとき、それが恐いようであり、楽しみでもある。すべては、暫定であり、流動であり、未来は自分たちがつくっていくものかもしれない。
水面下で、盛岡絶賛系のリニューアルの準備をしたりしている。絶賛系は、コラムサイトと標榜するだけ合って、文字が中心のサイトである。そのため、如何に文字を読みやすくするか。これが、デザインの大きな課題になりそうだ。その他にも、更新しやすいようにしようとか、いろいろ考えていて、今後の仕事に大いに生かせそうなデザイン的な課題が多い。こういう仕事は、おもろい。
mixi経由で学生時代の友人からメールをもらった。他の友人にも、mixiの招待を承けるように進めるが、まだお茶を濁していた。本当は、mixiで盛岡自主制作映画祭コミュニティとかつくりたいぐらいなのだが。