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明かりの灯る窓

 展示で使っていた野菜を大量にもらう。と言うことで晩ご飯は、野菜三昧に。体に負荷をかけている毎日なので、野菜だけは食べておこう。肉は、食べようと思わなくても、どうしても食べてしまうので、家では野菜を中心に。

 snow mailの参加フローを設計。しかし、何で自分、こんなフロー図を書いているのだろうと謎に思っているのだが、でもまぁ、かなり勉強になる。インタラクティブなものというのは、いかにユーザに対して整理されたインタラクティブ経験をもたらすかが、作品としての完成度が求められる。特に、こういったインプット・アウトプットが多い作品では。ここできちんと整理しておかないと、訳のわからない小難しい作品が出来て上がってしまう。コンセプトは良いけどねー、なんて言うコメントはいらない。やって、楽しかった、そんなコメントが欲しいのだ。

 大きなスクリーンに舞い降りる雪の結晶を見ている観客は、どんなことを考えるのだろうか。ふと、そんなときに妙なことを思い出した。

 確か、どこかの高台から盛岡の夕暮れ時の風景を見ているときに、突然涙を流し始めてしまったことがある。夕暮れ時なので、それぞれの家の窓に明かりがつき始めていた。その明かりの向こうには、いろんな人が住んでいて、そこにはいろんな日常があって、ストーリーがある。一体、そのストーリーはどれぐらいの数になるのだろう。そして、たぶん、自分はそれを知り得ない。きっと、こんな風景は、今日本のあちらこちらにあるんだろうな。みんな、どんな夕食を迎えているのだろうか。そんなことを考えていたら、泣き始めてしまったのだ。切なかったのだろうか。あまりにも、大きな世界をそのときに感じてしまったような気がして。

 いろんな人たちの表情が詰められた雪の結晶立ちをゆっくり見ながら、人は何を思うのだろうか。なんか、地べたに座って、ボーとその光景を眺めていて欲しいなと思ってしまう。

 同時に、インタラクティブに於ける、ドラマティックってなんだろうと、今、ひたすら考えている。

 脳みそのしわが一個増えそうです。

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