Air H"を買おうかどうかと悩んでいる自分ですが、もっと、別な意味でのお金の使い方を。
ap bankと言うのがあって、ミスチルの櫻井さんや小林さん、教授こと坂本さんがやっているNPO/NGOへの融資事業です。事業と言っても、金利1%という超破格な融資ですね。仕事仲間が、それの企画案に携わることになって、最近よくap bankの話を聞くのですが、前からこういう動きは良いなと思っているんです。
昔、マイケル・ジョーダンが地元のシカゴにバスケットジムを作ったという話や、スティーブン・スピルバーグが母校のUCLAにスタジオを寄付したとか、最近だとLinkin Parkのメンバーが母校に奨学金制度を作ったとか、何か人とは違った形で大金を手に入れた人たちが、次世代を育てるためのものに、そのお金を回しているの聞いたり見たりして、とても素晴らしいことだなと思っていたんです。
日本では、そういうのが目に見えた形ではあまり無かったわけですが、ap bankの動きは、アート的な側面から少々離れて、地球環境とか、未来をどう作っていくかというところを視野に入れた動きとして自分は好意的に捉えています。
というのも、音楽家がどこかの地域を救おうと言って何かチャリティーでCDを出すことがあっても、寄付することがあっても、ここまで実務的なところまで参加する、まぁ実際には彼らは実務はしていないのだけども、現場レベルに近いところで活動すると言うことは、これまではあまり聞かなかったような気がするし、少なくとも、彼らみたいに若者を中心に影響力があるミュージシャンが動き出すと言うこともなかったような気がするんです。こういうことは、非常に社会に対してインパクトがあることだと思う。
うぅ、自分もいつの日か、10代20代の若い連中が映像制作を行えるようなスタジオを作ってみたいなって、思ったりします。と、同時に、もっと文明に寄与するようなクリエイティブな活動を支援するものをつくりあげたい。