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昨日、ラジオ出演の後、岩山にできた岩手漆芸美術館に行ってきた。漆というと、漆器をイメージするのだが、それは根底から覆された。絵画、油絵のような感じで、器とかに描かれている作品よりも、パネルなどに描かれている作品が多い。どうやってこの作品は描かれているのだろうというと不思議になってしまうぐらい、技巧的で繊細で大胆である。シャープな線も出ているが、淡い塗りもあり、素晴らしい。作品も、情熱的なものから幽玄的なものまで。その世界観に圧倒される。

この漆芸美術館は、岩山にあった旧橋本美術館を全龍福氏が中心になって再利用する形で立ち上がった美術館である。橋本美術館時代からある南部曲がり家の展示もあるし、今回からだと思うが工芸品の展示などもある。前に行ったときは、閉館間際に行って結構駆け足で巡ったので、味わい深くみることができなかったのか、とても新鮮な建物だった。和風なの洋風なのか、近代なのか古代なのか、まるでその建物自体がタイムマシンのかのよう。ところどこに施されている建築的な演出も素敵。個人的には、工芸品が展示されているコーナの部分が気に入った。木造になっていて、吹き抜けがあり、その先には中2階みたいなところがあったり。こういうところを事務所にしたいなと妄想がふくらむ。

最近、刺激がないという方、ぜひ、行ってみてください。

この季節、バラがきれいですな。路地裏の細い道を走りながら、人の家の玄関先に咲くバラの花に目後奪われます。トゲがあるとは言うけれども。

自衛隊の多国籍軍への参加。どうなんでしょう?なし崩し、暴走の感は否めないような気がします。

年金問題。どうせ、自分たちはもらえないからと言って、納めない人もいるようですが、そういう人たちほど代替案を何も持っていないし、年金の話をすることもできないぐらい年金のシステムに関してわかっていない。テレビニュースを表層的にしか捉えていないような気がします。本質的に、どこがダメでから、俺は払わないという人に、未だ会ったことがない。

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