心身がかみ合わない。まさしくその通り。
何を思い立ったか、岩手の染め物・織物などをネットで検索してみる。いろいろあるんですね。勉強になりました。しかし、よくわからないのが、なぜか地場産品のWEBサイトがかっこわるいこと。文字だらけに、写真もいけてない。なんでだろう。
知り合いのグループ展に行ってきた久々に、刺激的な才能たちに出会ってきたような気がする。このところ、そういう才能を如何に世に出していくかと言うことを考えているので、単純に受けてとしても見つつ、そういう視点でも作品を見る。
作品を見終わった後、帰ろうと思ったら声をかけられて作品の感想を聞かれて、いろいろ話したんだけど、一つだけパッケージとそれに伴うキャラクタをデザインしている作品があって、商品の販促などを考えると結構デザインとしてまとまっているよねと話したら、そういう見方もあるんだなと言われた。逆に言うと、そういう視点が彼らのコミュニティの中には無いんだと思ったとき、はたっと思った。そうか、そういうことを教える教育現場がないのかって。
アートとかデザインとか、そういうのを「売る」ということを教える教育機関が、「つくる」と一緒になければならないと思うのだが、それが無いのかと思ったときに、これはまずいことだなと思った。つくりっぱなしは、良くないからね。考えてみると、自分が出た学部でも、そういうビジネスのことを教える講義というのは数少なかった。確か、夏の集中講義の時にあったぐらいで、例えば自分が研究しているテーマを商品化して、売るにはどうしようかという講義は無かったと記憶している。まぁ、学術的にはいらないのかもしれないが、人材を育成するという点では結構大切な分野だと思う。
待てよ、他の学部でそういう人材を育てるようなカリキュラムがあったんだろうか。その場合でも、お互いの人材を引き合わせる場がないと、無理だよなって思う。
先に話した地場産品のこともそうなのですが、どう売るかと言うことをやはり考えていかなければならないと思う。どう売るかというのは、如何に売り上げを上げるかと言うことではなくて、お客さんと出会って、仲良くなっていくかということらしい。もちろん、諸先輩方がそれに長い間が取り組まれてきているはずだ。しかし、何かが違うと思う。その何か。そう、その何かが、きっと重要なのだ。その何かを認識できることを目指そう。