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2003年09月20日
映画制作に於ける産学官連携
2003年9月8日付けの日本経済新聞、40面の文化欄に「映画館・大学・自治体が連携の試み」という記事が載っていた。青山真治監督の最新作「月の砂漠」を取り上げた記事だ。
この映画には、青山監督の出身大学である立教大学が特別協賛として参加している。また、この映画が上映されるテアトル池袋などの映画館等で構成される「池袋シネマ振興会」が本映画の宣伝を共同で行うことに合意したという。「池袋で映画を見よう!」というステッカーの制作を行うそうで、これを池袋区が後援している。
立教大学は、青山監督以外にも、クロキヨ、周防さんなどを輩出しているとか。区長に寄ると、街の特色として学生や映画人が集まる街にしたいとのこと。ちなみに、彼も立教大学出身だとか。
盛岡には、ミステリー映画祭、盛岡自主制作映画祭と言う二つの映画祭があり、人口に対してのスクリーン数は日本一であり、フィルムコミッションもできた。そろそろ、そういう動きをとる必要があるんじゃないだろうか。本当のコンテンツは何かと言うことを、考えるべき。問題は、その音頭を誰がとるか。専らいないという噂であるが。結局、人材育成に話が戻るわけだ。
よく映画やドラマのロケ地になることを自治体は喜ぶ。なぜなら、観光資源になるから。でも、それ以外に何かが残るかと言うと、微妙である。なぜなら、中央の人がやってきて、撮って、中央に帰るだけだから。そして、映画は中央から配給される。そろそろ、ご当地映画って流行らないかな。
投稿者 araken : 2003年09月20日 02:23
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