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2008.01.24

通いたい

城下町・盛岡の「町家を知る」市民講座 - 「盛岡自由大学」で開講 - 盛岡経済新聞

 盛岡市民が自由に参加できる市民講座「盛岡自由大学」の第4回目が1月23日、アイーナにある岩手県立大学アイーナキャンパス(盛岡市盛岡駅西通1、TEL 019-606-1770)を会場に行われた。  講師は盛岡市の設計事務所「設計同人」代表で、「盛岡まち並み塾」の渡辺敏男さん。
 「盛岡自由大学」は岩手県立大学アイーナキャンパスが生涯学習講座として行う市民講座。年齢を問わず誰でも参加できる講座を全6回開講する。次回は同じく「盛岡町家の現在」で、実際に「まち歩き」をしながら、鉈屋町などに点在する町家を巡る予定。

渡辺さんによる町家講義。出来ることならば、通いたいなぁ。町家や近代の都市形成に興味のある方はぜひ。

aqua scapeが雑誌に載った

Web Designing (ウェブデザイニング) 2008年 02月号 [雑誌]

aqua scape」がWeb Designing 2008年 02月号(P.85)で紹介されました。

ひとけい

hitokei02.jpg

Design Sketch 007として、「ひとけい hitokei / sun clock」をつくった。世界の首都の日の出と日の入りを知らせてくれる時報、「日」時計だ。

日の出と日の入りに合わせて、世界最大規模の写真投稿サイト「Flickr」から各都市の日の出や日の入りの写真を取得し、スライドショーする。日影線の移ろいとともに、世界の白らむ風景、赤く染まる風景を旅することが出来る。


時報って、何だろうか。

自分たちが時として刻んでいるのは、人間の都合での刻み。世界にはもっと多くの刻みがあるのではないだろうか。その刻みの一つが、毎日必ずやってくる日の出と日の入り。それを知らせることは、人間の都合からすると、「無意味な時報」かもしれないが。

谷川俊太郎の「朝のリレー」にあるように、今、こうしているときにも、どこかの街で日が昇り、日が沈んでいる。自分たちにとっては、一日一回であるかもしれないが、世界では、絶え間なくその刻みが生まれ、同時に私たちはそれを共有している。

不思議なことに、人というのは、その美しい光景を切り取ろうとする。Flickrには、多くの日の出、日の入りの写真が投稿されている。この写真たちが「リレー」したらどうなるのだろうか。試しに、いくつかの都市の名前と日の出と日の入りの写真を検索したときに、その姿を思い描いて興奮を覚えた。

そして、同時に衝撃もあった。

きらきらと光る高層ビル。注がれる朝の光より眩い笑顔。陰影を空に残す山々。その一方で、夕日に赤く染まる戦車と兵士。日の元で、私たちは、平等ではなかっただろうか。

日の出、日の入りというあまりにも何気ない出来事が、見えなかった今日の出来事を映し出す。

群衆の叡智といえる多くの人々が作り上げるボトムアップコンテンツと、地球と太陽の動きがシンクする、地球サイズのクリエイティビティのヴィジュアライゼイションかもしれない。


と言いますが、世界の都市の日の出、日の入りをカフェでだらぁと眺めてたら、素敵なことが起こるかも…、と思ったのが約3年前。妄想をかたちにしてみました。

教授、曰く

OPENERS - 第3回 「音楽」について言いきる | 坂本龍一の「上から」言いきる....

教授、曰く、

作曲の95%は、過去の遺産を糧にしています。作曲家自身の“発明”は、せいぜい1、2%程度で、最大でも5%といったところ。作曲の大部分は過去の作品の引用です。

とのこと。

おそらく、デザイン全般も、そうだと思う。