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2007.12.13

このところ

冬至バージョンのCandle Scapeをリリースし、少々落ち着いた生活を取り戻す。


インディーズでアチョーと映画を撮っていた自分の雄叫び場とも言えた、このblog(書き始めていたころはblogなどという概念もなかったが)も、デザイン関係で知り合いになった方々も含めて、いろんな人に実は読まれているようで、それはそれなりに、アラカワの近況をお伝えする良い場なのだと、改めて捉え直し、インディーズでアチョーから、デザインでアチョーなことを整理していきたいと思う。


前に、チーム/会社のスタッフィングをどうにかしなければと書いていたのだが、その後進展があった。新メンバーを迎えることになり、進捗が著しくなかったプロジェクトをドライブしたり、新しい動きを得られそうだ。個人的に、とても今後の展開が楽しみだ。おそらく、ユビキタスミュージアム周辺が活性化するのではないかと思う。


IMG_4114.jpg

「触れる地球」についても、新規事業系の立ち上げが動き出している。まだ、公表できる大きな情報は無いが、野中ともよさんが率いるNPOガイア・イニシアティブとELP、GKテック(触れる地球を実際に開発・制作している会社)の3者で連携して、プロジェクトを進めていくことになった。野中さんは、とてもパワフルな方。いつも、刺激をいただく。

触れる地球に関して、デザイナ/クリエイタとして、どういった形で参加することになっていくか、その領域はなんともまだ言えないが、いわゆる環境教育ツールとしての「触れる地球」という位置付けだけでは、自分は飽き足りていない。地球スケールで情報を摂取し、理解する必要性のある現代において、インタラクティブな地球を球体として表現できるディスプレイツールとして深化させていく必要がある。つまり、ディスプレイツールからより優れたヴィジュアラゼイションツールへの深化。ここに、アラカワのデザインをどう提供できていくか、そこがなんとなく向こう2年の大きな仕事になりそうだ。これだけの希有なガジェットは無いでしょう、と最近本当に思うのだ。

この間冗談交じりで話していたのだが、ガッツリ稼いで、子供の頃よく行った地元のこども科学館に、触れる地球の一台でも寄付したいぐらい。

※写真はwater展での展示風景