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2007.11.24

ドミノ

押し寄せてくる負のドミノ倒し。できるだけ、陽で持ち堪えようとするがなかなか難しい。世の中の関係性というのは、ドミノ倒しの様に、一方的な倒れ掛けの連続によって維持されているのではないかと思う。


慶応SFCのOpen Reserch Forum@六本木ヒルズに行ってきた。ELPをはじめ、いろいろとプロジェクトで一緒になる人がSFC系が多いので、ご挨拶がてら、知的な刺激をもらいに足を運んだ。ORF自体は、公開研究発表会という感じだろうか。いくつか、自分の気になる分野の研究もあり、同じことを考えている人がいるんだなぁと感心させられた。あるキーワードに対して、真摯に研究なさっているということは素晴らしいことだ。しかしながら、やっぱり研究ベースというか、ものづくりのシーズの段階という印象が濃く、これを一般化していくのが大変なんだろうなと思わさせられるものがほとんど。SFCは、どちらかというと他の教育機関と比べて、そのあたりへのアプローチはうまいのではあるが。

ORFの展示をぐるりと回ってみて、なるほどと、自分の立ち位置が見えてきたところがある。こういった世に出せばおもしろいというものを、いかに世に出せるかたちにしていくか。それが、自分の大きな仕事なのではないか。いい役者の演技を引き出すような感じだろうか。

そういう流れでいくと、「触れる地球」をどうにかしなくちゃいけないというのも、自分の大きなタスクの一つになろうとしている。このところ、発想の転換を繰り返していて、既に数十度、アラカワのカメラ視点は移動している。


アイロンがけをする前に、例の問題を解けと言われるが、そうもいかない日々があるから、日々のデザインじゃないでしょうかと、切り返してみる。