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2007.10.17

誇り

大口を叩いたら、それなりの仕事をしなければならない。果たせなければ、それはそれで覚悟しなければならない。

タートルブラザーズの問題は、礼儀の問題というよりは、自分への誇りをきちんと持てていなかったことではないか。大口を叩いて、自分を盛り上げたところだけでは何にもならない。その大口を叩いた自分を、その大口の分、本当に大きくすることが求められのである。大口というのは、一つの宣言でもある。それを遂行することは、とてもプレッシャーがかかるものである。それを成し遂げるには、自分への誇りを強く持つことが必要だ。

しかしながら、時には、果たせないときもある。そんな自分をどう保つか。

日本という国は、古来、闘うときに「ようよう、我こそは…」と言って一騎打ちをしてきた国だ。どんなときでも、自分を名乗り、そして相手を尊重する。それは、最後に首を取るときも然り。なんで、そんなことをするか。それは、恥じるべきことをする自分を誇りに思えないからではないだろうか。

といっても、明日は我が身かもしれない。少なくとも、大口を叩いておいて、あいつは大したことが無いなとは言われたくはない。