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2007.09.06

ダメダメさ加減

今年の夏も、記録的な猛暑だったが、自分が上京してきた3年前の夏もとても暑かった。その夏を思い返しながら、夏休みに、3年前に何が起きて、自分はここにこう至っているのかと言うことを振り返ったりした。

その前に、この2年で自分の中でわかり始めたことを書き留めておこうと思う。

非常に、私事だが、自分で思っていた以上に家庭的ではなく、かなりのダメダメ人間だと言うこと。本当に、仕事漬け。ものづくりに自分の魂を注ぐことに喜びを感じ、それに活かされている人間だと言うこと。そもそも、ものづくりを本質的には「仕事」だとは思っていない。生きること、そのものと言っても良い。

それが良いのか、悪いのか、論じる前に、そうであることを認めなければならない。同時に、自分として、それを肯定しなければならない。人ほど子供嫌いではないし、料理も嫌いではないし、家事もやろうと思えば何とかやれる。しかし、どうも、自分は、自分でも思うぐらい、はちゃめちゃだ。寝食を忘れ、周りのことを忘れ、ひたすら何かに向かってしまう。

こういった自分に気付かなかったころは、絵に描いたような良いお人になれると思っていたのだが、最近、自分にはどうやら無理だと思い始めてきた。まぁ、こういう生き方をすれば、野垂れ死にする可能性も大きいが、自分が何で生かされているかを考えれば、何を取るのかは自明なのかもしれない。

こういう事を考えるのは、20代、つまり若気の至り、壮年への道程なのか、わからないが、今の自分は自分が目指すところへ邁進することがすべて。

ナルシストを小馬鹿にする嫌いがあるが、一番立ちの悪いナルシストが自分かもしれない。ものづくりをしている自分が大好きである。何よりも、それが好きなのである。自分の容姿に惚れ込んで、鏡を手放せぐらいのナルシストは、まだまだかわいい方である、と思う。


と、書くが、「僕ら」を幸せにするデザインを標榜する自分を自嘲するしかない。