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2007.08.25

映画祭つながり

ミステリー映画祭のボランティア仲間だった友人が、今日結婚式を挙げた。新郎は小沢征悦似の爽やか青年。

スピーチでは思わず涙を流す方々がいたりと、とても暖かい結婚式だった。

頼まれたビデオ撮影をしながら、自分はうーん、このタイプフェイスは…、とか、この文字組とグラフィックはどうよ!とテーブル席に置かれた印刷物を見ながらぶつぶつと心の中でつぶやいていた。そのわりには、ちゃんと料理を平らげていたけど。

ホテル側は、ある程度印刷物などはテンプレート化できるのだろうから、一度しっかりとしたデザイナーに作ってもらって、クライアント(つまり新郎新婦)にサービス提供すればいいのに。一生に一度の晴れ舞台、気持ちいいデザインに囲まれてみたい、と自分は思う。


さてさて、その結婚式から帰ってきたらこんなニュースが流れていた。

「みちのく国際ミステリー」 いわて盛岡映画祭に


「みちのく国際ミステリー」 いわて盛岡映画祭に

 盛岡市の秋の恒例行事「みちのく国際ミステリー映画祭」は、「いわて盛岡映画祭」と名称を変えて10月下旬に開催される。映画祭実行委員会(小暮信人委員長)は24日、同市で第1回の会合を開いた。本県に関係する映画を中心に上映し、地元商店街なども巻き込んだイベントに転換。「映画の街・盛岡」をあらためて県内外に発信する。

 実行委は同市中ノ橋通1丁目のプラザおでってで約20人が出席して開かれ、上映作品やイベント案などを検討した。

 いわて盛岡映画祭は10月26日から3日間、盛岡市内3館で開かれる。宮古、一関、北上市の映画館でもローカル地区上映として同期間中に各館1本ずつ上映する。

名前を変えての再スタートが決定したそうだ。映画館通りという通り名が有名無実化しないための一つの楔になって欲しい。

「ミステリー」というカテゴライズを取って、ローカルというカテゴライズを取ったならば、それはそれでまた、独自性を出していくのが難しい。東京の映画の新作を、どこよりも早く上映するという宣伝手法ではなく、独自のプログラム編集と、世界と岩手の映像文化への寄与を強く求めていって欲しいと思う。