Powered by
Movable Type

2007.07.13

本ノード

本というノードも、思考のノードであると考えて。

イラク戦争の開戦理由のよりどころとなったCIAからの情報が如何にずさんかであったかという話から始まる現代のスパイ事情の話。


東京在住の蕎麦好きは、一冊持っていて損はない。そば屋の情報も有益だが、巻頭とコラム的に入ってくる蕎麦うんちく話がおもしろい。


漫画をあまり読まない自分に於いて、好きな漫画と言える作品と言えば「こち亀」。気が付けば、こち亀ワールドなところに住んでいるのだなと改めてこの本を読んで思った。この本を片手に、散歩をすればまた別な東京の下町が見えてくるのかもしれない。UMに入れたいコンテンツ。


多くの「オサレ」ファンに愛されるダカフェ日記。自分が初めてダカフェを見始めたのが大学1年生頃何じゃないかなと思う。あの雑誌のデザインをメタファにしたWEBインタフェースは、当時斬新だった。月日が流れると言うことはこういうことかと思いつつ、他人の子供の姿が微笑ましく見えると言うことは、それはそれでおもしろい。


「デジタルボーイ」を読んでいた中学生だった自分としては、高城剛は当時、ヒーローだった。高城剛は、何かしら日本のクリエイティブの節目にくさびを打つ男である。サムライフィクションのプロデューサが彼だというのも意外だが、一つのコンテキストの中で見えてくる流れではある。まだ、斜め読みだがなかなか興味深い。


今更ながら読んでいる。自分が考えてきたことの整理と深化に役立つ本ではある。一方で、教科書的には読み難い。


ライフバランスとか、へっ、という感じの自分であるが、「鬼畜の下」ぐらいとかには入れてもらえそう。「石川くん」級は難しいな。岩手が誇る石川啄木を当たり前の目線で愛を持ってつっこみを入れる秀逸な本。これぐらいのユーモラスをもって偉人を知っていこう。そして、自分たちも生きていこう。


いろいろとインターネットとは何かと言うことを再確認できる良い本である。個人的には、茂木さんにはもっと先のインターネットについて話して欲しいなと思う。全体的に流れる、インターネットで商売をしようとあまり思うなというノリが実は好きだったりする。

グラフィック特集と言うことで、久々に装苑を読んだ。渡邊良重のワークはとても良い。これも含めてだが、グラフィック系映像とファッションの融合と構造的に捉えるファッションの形状というのは、興味深い。先日のファッションショーでの、ケイト・モスの3D映像も、あたし時代への突入を感じるようだった。昔の装苑って、型紙が付いていたような気がしたのだが、違っただろうか。県大の図書館には、毎月、装苑が入ってきていた。