北には帰らないよ、僕は
盛岡デー in 東京に行って参りました。お目当ては、伝統さんさの「黒川さんさ」を見に。盛岡出身であるというのに、お恥ずかしながら、伝統さんさを見るのは今日が初めてだった。盛岡に住んでいても、さんさ踊りというとパレードの方になってしまい、あまり見る機会がないのが伝統さんさだ。伝統さんさは、各地域(集落)に伝わるさんさ踊りの派生系である。「さんさ祭り」のパレードで踊られる普及版の踊りとは違い、ダイナミックで土着的であり、エネルギッシュな踊りである。デジカメでビデオに撮ったので、YouTubeにアップした。
イベントでは、黒川さんさ以外に、畑中美耶子さんによる立原道造の盛岡ノートの朗読や盛岡出身のクラシック音楽家のパフォーマンスなどがあった。畑中さんの朗読は、もっと聞きたかったな。復刻出版された盛岡ノートは反響が大きく、会場で売っていた分が最後だったとか。恐らく、売れ切れたのではないだろうか。
会場は、さながら盛岡市人会。年齢層は高かった。上の世代で東京に暮らす盛岡出身者には、年一度の同窓会的なものなのだろう。
帰りにおみやげと言うことで、観客に、南部せんべいと盛岡の水が配られた。南部せんべいも懐かしかったのだが、それが入れられていた大きな盛岡紙袋がインパクト大。この紙袋、スゴイ。普通では持ち歩けない。