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2007.03.07

現場巡り

今日は、六本木の東京ミッドダウンの建設現場に行き、丸の内の新丸ビルの建設現場へ。今春、注目の大規模施設現場を2件はしごするのも、何とも貴重な体験。いずれのビルも、急ピッチで工事が進んでいる雰囲気が。

ミッドタウンの21_21は、ほぼ出来上がっていて、通信機器の設置工事などが行われているだけ。とても、キレイで繊細な建築だ。考えると、直島で地中美術館、香川で四国ギャラリーと、安藤忠雄な今日、この頃。

直島

週末、直島に行っていた。直島スタンダード2などを見に。

広い空に、青い海。停留所じゃないけど、足の悪いおばあさんを家の近くで下ろしてくれる路線バスの運転手。島民の人たちや僕ら観光客との、東京ではない暖かいやりとり。そういう光景に囲まれながら、いつまでも東京にいちゃいけないなぁと思った。

東京は便利である。自分が活躍できる場がある。しかしながら、岩手出身の自分には合わないところが多い。また、自分が追い求めているものをつくるために必要な感性を喪失しかねない所でもある。

旅行から帰ってきた次の日、オフィスに向かいながら、自分はなぜここに来たのだろうか、と改めて思い返した。それは、「身を立てるため」である。アラカワケンスケという作り手が、世界において唯一無二の存在になり、きちんと認められれば、東京に居を構えなくても、仕事は出来ると思っている。多少不便はあるだろうが。そこまで来れば、どこに行ったって良いと思っているのだ。それまでは、この東京にとらわれなければならないが、その分を楽しめば良い。

東京の良さと悪さ、それがまた見えてきたような気がする。どちらにしても、自分にとっては東京は戦場である。


直島、香川ではいろいろと得るものが多かった。すべてを書き切れないが、忙しい時期ではあったが、エイヤッ!と行った甲斐はあった。これで、4月末まで乗り切れそうだ。


直島はお勧め。