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2006.11.18

建築

P1000277.JPG

豪快にドラムを叩きたい気分です。はい。


結局、今週も終電間際で帰る日が続く。体が眠たい。お陰で脳細胞も眠い感じである。


21_21の現調に行く。素晴らしい建築だ。安藤ファンだけはなく、建築ファンには必須のスポットになるのではないだろうか。現場の方に、いろいろと解説していただきながら歩いたのだが、ため息がこぼれつつ、感動を覚える設えの連続。頭を垂れるだけで精一杯だった。

この現調、タジタジだった。何しろ、佐藤卓さんに、深澤さんもご一緒だった。その上、取材でカメラマンの本城さんも。目の前で、あの写真が撮られていました。某デザイン誌に載る予定とのこと。

武者震いと責任を強く感じる現調だった。


このような建築を実際に建てているのは、職人のおじさんたちである。21_21の現場でも、いろんな職人さんが汗を流していた。

自分の父親、そしてその兄の叔父さんも、実は建設現場の職人だ。あまり一般に知られていない防水工という職種。住宅やビルのガラスなどの周辺や建材の間に、シリコンを入れ、防水を行うのが主な仕事。その他にも、半導体工場の防塵を行っている。お陰で、小さいころ、有名メーカーの半導体工場とかに仕事の手伝いで同行していた。

その叔父さんが、このたび、厚労省の「現代の名工」に選出された。めでたい。自分も、よく知らなかったのだが、叔父さんが生み出した技法が大型ガラスを扱う場合のスタンダードの技法となって、全国で用いられているとのこと。そうだったのかぁ。その受賞の記事はこちら

どうやら、自分は、ものづくりの血を引いているようだ。感慨深いものがある。