緩やかにやってくる21世紀
21世紀に入って5年。今年は、2006年。20世紀の延長線にいるから、果たして今は本当に21世紀なのかと、技術進歩を見ながら思うのだが、緩やかに僕らは、あの「21世紀」にいるのかもしれない。
先日、知人のマンションに遊びに行った。知人のマンションは、東雲・東京にあるタワーマンションで、知人はその中ほどの30階あたりに部屋を持っている。マンション自体は、50階ぐらいある。部屋からの景色は素晴らしかった。東京のウォータフロントを望める、素晴らしい夜景。
マンションの内部は、なんと中空になっている。その為、50数階から下までをのぞき込むことができる。数多の電灯が規則正しく下へと続くその光景は、まるでスターウォーズやマトリックスの世界。ハッとした、あっ、こんなところに21世紀の景色がやってきていると。タワーマンションなんて、とんと縁がないものだから、気が付かないでいると、どこかで21世紀が起きているのかもしれない。
最近、仕事でFelicaに触れている。いわゆるおサイフケータイとかSuicaの技術だ。自分の場合、技術に触発されて作品をつくったりする場合もある。Felicaは、QRコードの時よりも、可能性がある技術ではないかと感じている。昨年、別枠組で考えていたデザインプランなどを導入できないかと、このところ思案している。
仕事場に財布を持たずにやってきてしまった。お昼ご飯をどうしようと思ったのだが、コンビニでおサイフケータイ(Edy)で会計をして、ご飯を買った。チャリーンで買えてしまった。Edyをチャージしてから、どこで使おうと、折角、初体験の場を求めていたのに、せっぱ詰まって使うことになった。しかしながら、それは、自分にとっては本当に新しい体験だった。少なくとも、財布が無くとも、買えてしまった。カードを始めて使ったときよりも、何とも違う感覚。何しろ、ノーサイン。
僕らの気が付かないところで、確実に21世紀は進んでいるのだなと、感じる、今日この頃。だけど、間違いなく僕らは20世紀の連続性の中にいて、その延長線上にいながらも、僕らは間違いなく21世紀を体現するプレイヤーであることには違いない。
話は変わるが、市ヶ谷にあるトムヤンクンラーメンはうまかった。店員さんは、みんなタイ語でした。アジア系料理なのか、お客さんのほとんどは女の子。
ケータイをW43Sに換えた。デジカメの画質は悪いと思うのだが、他はOK。何しろボディも画面のデザインも良い。そして、Flash Lite 2.0搭載。あぁ、またおもちゃが増えた。しかし、最近のケータイは、財布になる、テレビのリモコンになる、ラジオになる、iPod代わりにもなる、なんだかすごいものになっている。
相方が参加するイベントのWEBサイトがダウン。頼まれて、いろいろと原因調査。久々に、インターネット探偵な気分。しかしながら、逆に言うと、ちょっと詳しい人がコマンドをたたくと、いろんな情報が出てくるのがインターネットの世界。面白いようで、怖いようで。