シンプルはベストなのか
東京の西から東に引っ越しました。と言ってもまだ完了しているわけではなく、第1弾で自分たちで運べる荷物だけを、入居日の本日に入れた。今までの圧迫された空間からとき離れたような感じ。数週間は、まだまだ落ち着かない日々が続きそう。
日用品の調達に無印に行く。それにしても、事務所にしても、家にしても、結局無印良品で揃えてしまうのは、なぜなのだろうか。有楽町店のエスカレータを上がりながら、結構自分は無印ファンであると言うことに、改めて考えさせられる。
意外と、世の中には、シンプルなものが無い。それが、無印を良く買う人の台詞だったりする。無地であると言うこと、無垢であると言うことは、単にその形状の美しさだけではなく、世に溢れている情報過多的な形状への反発なのだと思う。自分自身も、そのために、特に引かれた柄物以外は、無地なモノを選んでしまうのかもしれない。
シンプルは果たしてベストなのか。さて、シンプルとは何か。単に、白いものがシンプルなのか?そうではない。簡素であること、無駄がないこと。機能として完結していること。それがシンプルなのだろうか。
シンプルと言うイメージを堂々巡りをするのかもしれないが、そのイメージこそが、僕らの中の脳みその中にあるぼんやりとしたものであり、その形状を決めるのは、それが存在する環境である。環境が形を求めていく。
形と書くと、なんだかピンとこない。
かたち
と書かれると、なんだかピンとくる。やわらかいようで、何か裏打ちされた確固たるものがなければ認められない厳しさが漂う。なんとなく、古風な女性像。