日々のもの
日々、着々と表参道のオフィスに備品が増えていく。本日は、±0の青山の直営店で、電話機と電気ポットを買う。電話機は、amanadaのと悩んだのだが、最終的には±0に落ち着く。電気ポットは、なんだか老舗の旅館に置かれても良いような漆器の重厚さと気品があるような形状。
思うところでは、事務所で使うものは、できるだけ自分たちがデザイナとして刺激されるものを揃えていこうと思っている。日々使うデザインされたものから、多くの刺激を受け、そこからクリエイションの盛り上がりをつくり出す。自分たちの周りに、先人たちによる見本を置いておくことは大切なことなのだと思う。それが、許される限りは、やっていこうと思うのだ。
このスタジオづくりに向けて、自分はひとつ決めていることがある。それは、事務所に、カレンダーと時計は既製品を買わないということ。何でかんでも既製品で揃えないで、必要最低限のものだけを購入しようと思っている。
無ければ「自分たちでつくる」という精神の元、必要最低限のモノだけを揃え、日常の空間にある「隙間」を埋めるモノを自分たちが作り出していきたい。そう考えている。すでに、頭の中は時計を含めて、つくりたいモノだらけ。今年の後半、大手町カフェなどで、こういった中で生まれたプロトタイプを発表できればと思っている。