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2006.01.18

編み棒

今日は、スノーメールの打ち上げだった。お蔭様で、スノーメールは評判がよく。今後の展開案なども、様々出ている。

いろいろと感想を聞くのだが、今日出ていたキーワードが印象的だった。それは、「手作り感」と「あたたかみ」。スノーメールには、これがあったのだという。

個人的には、「手作り感」というのは、紙一重で一歩間違うと、野暮ったいということなので、良質の手作り感というのを出さなければならず、実は、こう表現されるのには意外感があったりする。一方で、「あたたかみ」というのは、狙ってきたことなので、そういった評価があって良かったと思えた。

最近、「手垢」というのが、頭の中に残る言葉としてある。洗練されたデザインにおいて、こういったものは排除されるべきことなのかもしれないが、ある線を越えたところに、手垢、温もり感というのが、実は必要なのかもしれない。

手垢という表現よりも、温もり感なのか。手垢という言葉と一緒に自分の中にある言葉としては、「皮膚感覚」というのがある。皮膚、温もり、あたたかみ。

ふと、手編みの手袋を思い出した。編んだ人の温かみと、さっきまではめていた人の温かみが残る手袋。

そこに、コミュニケーションがあるような気がする。触媒としての手袋の存在と。

自分は、編み棒でも、削ろうかな。