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2005.09.29

プロトタイプ、プロダクト

「十四代」はうまい!と思いつつ、新幹線に乗ったのは、昨夜。朝まで、今日のプレゼン資料作り。二日掛りの成果とは言え、結構難産。アイディアを紙に落とし込むのが、まだまだですな。

本日は、佐藤卓デザイン事務所へ。きれいな事務所でした。

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行くと、大手町カフェの精密な模型が。すごい。建築の大学院生チームが作ってくれたものなのだが、ここまで細かく作るんだと、感心する。自分には、到底無理。12月中旬に、佐藤卓さんたちと大手町カフェで展示会を開く予定です。この展示のプランニングのために、この模型があるのです。

佐藤卓さんといえば、金沢21世紀美術館のロゴやサインなども手がけられている。なんとも、タイムリー。


地方の若いクリエイターが云々と言う話が、最近周りであるのだけど、正直に言うと、仕事が無いんじゃなくて、「若いクリエイター」と呼ばれる者たちが物足りないのではないかと、本音では思っている。実は、仕事は意外とある。というのが、自分の盛岡に関しての印象である。やってくる仕事もあれば、自分で作る仕事の可能性もあるのではないかと思う。でも、それに見合う力を持っているクリエイターが不足しているのではないかと思う。

ああだの、こうだの、と言う前に、プロトタイプをつくり、世の中に示せ。それが、自分の持論だ。それで、自分は道をつくって来たのではないかという自負もある。プロトをつくれないやつに、プロダクト(製品)は任せられない。それが、現場の本音なのような気がする。

そう考えると、学生時代は、偉大なるプロトタイプの制作期間だったような気がする。

WEBやネット系の作品だったら、自分の時間と書籍代ぐらいで、あれ程度のものはつくれちゃう。ショートフィルムだって、がんばれは、出来ちゃう。

と書いていたら、高校生からメールが届いた。「映画、つくりたいです」と。