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2004.09.16

本日はミーティングが一件も入っていないので、重点的に作業をする。ミーティングが入っていると、移動も含めて結構時間をロスするので、実は作業したいときには痛い。

カット編集の前に、大方のエフェクトを施そうと言うことで、After Effectsでいろいろいじる。自分の場合、素材をそのまま生で使うことはない。だいたい、色味を変えたり、光の感じを変えたりするのが常である。

結局、昨晩までのレンダリングは捨てることにし、新しい設定で再レンダリング。狙っていた質感に近くなってきた。設定は、だいたい大本の設定を決めた後、各カット毎に調整していくのだが、これがすべて手作業となる。結構な時間がかかってしまう。今回は、30秒ものなのでまだまだカット数が少ないが、これが数十分の作品になると結構な量になる。素材リストを見ながら、しかしまぁ、よく映画作品の時は、地道に処理を掛けたなぁと我ながら驚く。

音楽の方も、ぞくぞくとPianaさんから届く。どれにしようか迷うぐらい魅力的な曲が多く、良い意味で困る。深夜に、これだ!と決める。彼女の方で、新しくミックスをしてくれると言うことで、それに期待!彼女は、9/20、東京でライブです。

午後に、岩手の知人とメッセ。ここ最近、考えている第1次産業と第3次産業のリンク。これをちょいと話す。正直言って、相当付加価値のない第2次産業というのは厳しいと思う。いわゆる単純な労働力を求められるような形態の産業は厳しくなっている。実際、岩手では工業製品の工場の撤退が相次いでる。

岩手が得意とする第1次産業というのは、基本的に無くなっては困る産業だし、とても必要な産業である。また、投資コストが安く、地理的な障害が少ない情報産業などの第3次産業は岩手がこれから力を入れていくべき産業だ。特に、新しいもの作りといえるコンテンツ産業は特にそうだ。岩手の第1次産業による生産物を、岩手の第3次産業がさらに光らせていく、この構図が自分は、岩手が持つべき向こう20年ほどの姿ではないかと思う。その次のフェーズには、また別なことが待っているだろうし。

ここ最近、スローフードという言葉をよく聞くし、食育という考え方も注目されている。実は、ここらへんのビジネスが熱い。加えて、こういう食料関係、飲食関係というのは、グラフィックなデザインがとても重要視される傾向がある。つまり、クリエイタが活躍する場が多い。

しかし、ユニクロが野菜からは実は撤退したりしていると、厳しい市場であることは間違いない。ただ、高級感を求めるだけではなく、何か本来のものへ回帰していこう、本当に自然なことって何だろうと言うことを探っていく中で、見えてくるような気がする。

若手の農家の人たちと何かしてみたいなと思う今日この頃。自分自身、今までこういうことを考えたりしては来なかったのだが、勉強させてもらいながら、こういうことに関われればと思う。

突然、おもしろい仕事の話しが舞い込んでくる。来週、打ち合わせで腕を認められたら、なんと海外取材!になるかも。まだまだ、未確定な話しだが、受注できるように週明けはポートフォリオ作りに勤しむことになりそう。