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2003.06.01

神奈川にある桜美林大学の淵野辺キャンパスで上演されているKOZの「南国花火」を観てきた。新しくできた校舎で、ほんとキレイ。

芝居の方は、ホンと音響が良かったなと思った。まぁ、舞台装置も良かったなと。円形というか、360°に観客席があるスタイルの芝居である。おそらく、演出の坂田は盛岡で作った「黎明」のときも、それをやりたかったんじゃないかなと、ふと思った。その時は、照明の関係で実現できなかったと思う。このキャンパスにあるシアターは、フロア全体が照明を照らすことができるようになっているため、どこにでも舞台を設営できるようになっている。

音響に関しては、円形舞台(この表現であっているかは不明)を活かすかのように、サラウンドなシステムになっている。つまり、既存の箱のような前面4chのPAではない。8方向ぐらいにスピーカーが設置されており、各チャネルは独立しているので、意図した方向から音を鳴らすことができる。これって、良いなって思ったし。映画的だなって思った。

やつに、短編映画の本を書かせてみたいなと、また思った。

後ろ髪ひかれ隊ながらも、淵野辺をあとにする。なぜならば、打ち上げが…。半端な社会人になりやがってというお声もあるかも知れないが、仕事をバシッと決めないで、クリエイターも糞もあるか!今のチャンスを大事にしないものは、大きいチャンスもものにできない。そう思うのさ。それが、生業ものづくりである。