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2003.03.24

昨日のライブで頭を振りすぎて、首が痛い。あぁ。
しかし、盛岡のインディーズバンドのライブに来る客は盛りあがんねぇなぁ。どうでもいいような、友達バンドには盛り上がるようだが。うまくもないのに。

宮崎さんの映画がアカデミー賞を受賞。ある意味、僕にとっては映画の先生のような方だから、率直に言って嬉しい。ただ、この時期の受賞と言うことで、笑顔の会見を避けるというのは納得できるところがある。

選抜の開会式で挨拶した会長が、こういうときだから野球をやろうという趣旨の発言は賛同できる。

アカデミー賞を受賞したマイケル・ムーアがつけていたバッチに書かれていた「Shoot Movies, not Iraqis」(イラク人を打つな、映画を撮れ)という言葉も良いなと思った。すべての武器を楽器にという言葉があるが、すべての武器をフィルムに。はからずも、映画を撮るというshootとは、人を撃つshootと同じ単語なのである。

イラク戦争に関しての世論調査が行われているが、注目すべきはやはり北朝鮮に対して国民が不安を強く感じているところである。イラクという遠いところで起きている戦争には、反戦を行うことができても、果たして僕らは僕らが当事者になったときに、果たして反戦できるのか。恋人、家族、友人が犠牲になったときに、僕らはどうするのか。あまり考えたいことではないが、静かに考えることである。とても難しいことであるが。それに対しての答えがなければ、反戦とは言えないのかもしれないし。

最近、思うことがある。結局の所、新聞やテレビを見て戦争について考えているが、それ以上に、自分の恋愛、映画、家族、友人、そして自分の未来について考えていることが多く、それが結構、人のあるべき姿かもなと思ったり。そこにおける、社会性ってなんだろうかとか、一表現者、映像作家として考えてみたり。

一つ言えることは、僕らは常に思考を止めてはいけないと言うことである。思考をし続けなければない。思考し、行動する。今、自分に求められているのはそういうことである。

と言って、「反戦」という映画を撮る気はない。なぜなら、僕は「反戦」なんて言葉がない方が良いと思うから。