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2001.01.02

冬休みを問わず、長期休業の怖いところは、
朝昼が逆転して夜型になることである。その傾向が出つつある。
今日は、たっぷり酒でも飲んで寝ようかな。

ここ数日間、居間のテレビは付きっぱなし。
よくもまぁ、こんなにというぐらい正月スペシャルがある。
一体、年末のテレビ局ってどうなっているんだろうと、
思うぐらい。
でも、僕の目が奪われたのは、おせち料理のように、
いたずらに豪勢なテレビ番組たちではない。
地元のデザイン会社たちのテレビCMたち。

この時期、ほんとにそんな金あるの?
と首を傾げちゃうような会社まで、
環境映像の上にタイポを載せた、どうしようもないテレビCMを
放映している。まぁ、つき合いとか、見栄だとか、プライドだとかが
そうさせるのだろうけど。

で、いつもはあまり名前を見かけない地元のデザイン会社や印刷会社も
テレビCMを流す。
ところが、そのCMが悲惨なこと。
いまのところ、レベルの高いCMにお目にかかっていない。
これは、まずいでしょ?

何で、地方のCMはレベルが低いの?と聞くと、
それはね、予算が少ないから、あまり凝ることができないんだよとか、
クライアントが新しいセンスを受け付けないとかと答える。

デザイン会社のCMって、
クライアントはその会社で、作っているのもその会社のはず。
まぁ、どこかに発注していたとしても、
少なくともデザイン会社の看板でしょ。
それが、あれじゃ、
少なくとも、自分はこれしか作れません!と言ってるようにしか
見えない。
少なくとも、学生が作るような映像はまずいでしょ。

つまりね、ここ言うのを平然と流していると言うことは、
あまり実力がないんじゃないと僕は判断したくなる。
だけど、こんな言い訳もあるのかな。
「あまり、斬新なCMを作るとクライアントが理解してくれなくて、
仕事が来なくなる。」
そんなこと言われたときには、どう対処したらいいのだろうか。
返答に詰まるね。

岩手発!地方発!という言葉を、物作りの人間は好きだけど、
それはね、地方発世界レベルという言葉の同等にしなくちゃいけない。
簡単な広告なんかをネットを介して、九州のデザイン会社に発注する
というような世の中は、そこまで来ている。
いや、もう始まっているかもしれない。
もっとかっこよく使おう!Made in Iwate, Japanを。